August 06, 2006

カールくん参上

  
本日の昼食は、小僧の一声で回転寿司になった。
ここぞとばかりに食べまくり、人の皿にまで手を伸ばす小僧をみていたら、なんだか食欲が失せ、物足りなさを感じながら店を出た。
夕方、お昼に魚介類を堪能できなかったせいで腹の虫がキューとなったところへ、幸運の荷物が届いた。
仙台の「バーバーくん」のお母さん、クリスチャンからのお届けものだった。
発泡スチロールの箱に、ホタテ、イカ、鮭のハラスがわんさと詰まっており、うれしい悲鳴を上げてしまうほど。
なぜ、何故、このようなものを頂けるのか ?
一目会ったその日から、お母さんはオヤジのトリコになってしまったのか ?
いやいや、帝王というものがありながら、そんな恐ろしいことは万に一度も有り得ない。
そうか、「バーバーくん」の新居で、オヤジと「ヒトリモン」先生が霊験あらたかなシジュウクサイ除霊をしてあげたお礼なのかもしれない。
なにはともあれ、大変ありがたく、腹の虫とともに感謝感激であります。

さっそく「バーバーくん」に連絡、彼を待つ間に刺身のつまを作り、イカの皮をむき、ワタとゲソを分けておいた。
もう食べる気まんまんだ。
彼が到着した時には、すでにオヤジではなく、ただの食意地の張ったおっさんになっていた。
イカの刺身は新鮮でシコシコ美味く、すかさずビールを一杯、ホタテは巨大な柱が甘味があって美味く、おかわりでもう一杯。
焼いたホタテにお酒と醤油をたらせば、もう気分は浜茶屋だ。
矢でも鉄砲でも持ってこい状態になりかけたとき、テイクアウトの窓の外をチッチキチーな顔が覗いた。
ウメさんである。

昨日、約1ヶ月ぶりに顔を見せたウメさんは、お腹もすっきりへこみ、日に焼けてはいるがお疲れ気味で、だが素面なイイコジャパンであった。
仕事が忙しいらしく、眠そうで口数もすくなかったが、飲むほどに甦り、最後はいつものベタベタの関西人が顔を出し、気前のいい酔っぱらいで帰って行った。
それが、再び、今度はどこかで飲んできた様子で、ワルい子になって現れた。
よしゃぁいいのに強がって、もっと飲むといってきかない。
お下劣トークとやんちゃな思い出話でひとしきり、チーズ味のカールが大好きだという、気軽に人にいえない理由を語るので、そんなに好きならここでの呼び名も変えてしまえと、今夜からウメさんはワケあって「カールくん」になりました。
「カールくん」は愛おしそうに、チーズの匂いをかいで食べるのだそうだ。
この場では絶対にその理由をいえないし、店でも事情を知らないお客様の前ではいってほしくない。

美味しいもののあとにスナック菓子となれば、もうどうでもよくなってしまうので、今夜はこのへんでお開きだ。
明日、「バーバーくん」のハサミがふるえていないことを切に願う。
クリスチャン様、今夜オヤジは美味いもので、ひと時パライソへまいりました。
アーメン。

10:40:00 | mogmas | | TrackBacks