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スコティシュな1週間

今週、オヤジは朝の4時半前に寝たことはなかった。

朝6時まで起きていると、さすがに頭がボゥーッとして集中力が失せる。
キリのいいところまでなどと思っていると、ついつい長くなってしまうが、つまらないミスをしてあとで修正するはめになる。
素面ではないから、尚更作業がはかどらない。
しかし、勢いづいたところで一気にたたみ掛けてしまわないと、いつまでもケリがつかないから、大量の目薬を差しながら夜っ引いて励んでいる。

この状況には3つほど理由がある。

1.「旗子」の会計ソフトを習得して、早くも来年に備えること。

2.未だ終わらない内装工事を腹にすえかねて、損害賠償の請求をするための算段。

3.本日結婚披露パーティーをする「ジョニー＆ヒカルちゃん」のために、お祝いのDVDムービーを作製すること。

以上であるが、1と2はほとんどはかどっていない。
3はとてもノリノリで面白く、編集しながら笑ったり、ヘタすると涙ぐみそうになるほど感動的なシーンを挿入して、繰り返しチェックしながら、音と映像をどうやって締めくくろうかと思案に暮れていた。

思案のかいあってようやく完成したが、エフェクトを多用したりタイトル文字が多かったりでレンダリングに結構な時間がかかって、その待ち時間にちょっと「仮眠する」みたいな有り様だった。
しかしほんとうに間際だったが、喜んでもらえそうな作品に仕上がったと、内心ほっとしている。



スコットランド人のジョニーさんと長野県人のヒカルちゃんが、長い春を実らせて結婚宣言をしたのは昨年の11月24日、改装前のモグランポ最終日の深夜だった。

あれからはや5ヶ月弱。
いよいよ式が間近に迫り、スコットランドからはジョニーの両親とお兄ちゃん夫婦、友達が続々と来日し、なんとみんなでモグランポに来てくれることになった。

8日の火曜日に、スコットランド人が9名も！
それにヒトリモン先生やアッコちゃんも来てくれるというし、こりゃどこかのイングリッシュ・パブよりも本格的だし、貸切にして万全の態勢で臨むことにした。

ジョニーママとサンディ＝大王＝お兄ちゃん夫婦はモグランポ２度目で、再会のハグハグ大会であったが、大酒飲みだというバイロン＝パパは初来日、噂の調子コキはまごうことなく事実で、強烈なハグと強引なホッペキスはエスカレートし、「akkoちゃん」はすっかり気に入られて異国の愛人のごとく侍らされ、かあちゃんは酔っ払いスコットランド人に初のクチビルキスを奪われ、「ヒトリモン」先生はウイスキー一気飲みをさせられ、オヤジは下ネタが妙に通じるのが可笑しく、パグパイプの「アメイジング・グレイス」がCDプレイヤーから流れる店内は本場のハブのような盛り上がりで、陽気で楽しいジョニーファミリーにすっかり飲まれた。

翌日、仙台から日本の調子コキ「バーバーくん」が合流、彼は長野で行われる結婚式の司会を承り、「M・C バーバー」としてやって来たのだった。
そしてまたその晩、「チームスコットランド」は大量の酒を飲んで盛上がり、気に入られた「M・C バーバー」はなかなか解放されなかったという。
だが、なんと縁は異なもの味なものだ。
西川口の売れないホストのような格好で、彼は単身長野へ赴き、無事司会を努め上げて帰って来て、今我が家でよだれを流して眠っている。
東京にいる間、ずっと彼の体内からアルコールが切れることはないだろう。
人気者は辛ぇーなぁ・・・。

さて、いよいよ今夕、東京で行われる結婚披露パーティーに我が家もご招待を受けている。
泣き女＝かあちゃんの出番であります。
この日のために、東海道五十三次の絵柄の布でジャパニーズ・クラッシック・パンツ＝フンドシを手作りして、「チームスコットランド」が身につけたキルトの下に着けさせようという魂胆なのである。
もちろん、彼らだけにやらせては日本男児の股間、イヤ、沽券にかかわるので、「M・C バーバー」と「ヒトリモン」先生、オヤジもフンドシを締めてのぞむのだ。

お祝いDVDにも感動してくれるであろうか、どうなることになりますやら・・・・・。

おっと、ようやっとDVDの書き込みが終了した。
都合7枚完パケ＋ちょいミス・半完成品4枚、ふぅ〜っ、時間かかった。
うへぇ、本日もま４時を回っちまったい !

えー、という事情で、本日店は臨時休業をさせて頂きます。

事の顛末は後日ここでご披露できるかもしれません。
乞うご期待 !!