August 31, 2006

新四つ目オヤジ


欲情してヘンになった…、いや、眼科医に「翼状片」と診断された時に、ついでにド老眼の処方箋を書いてもらい、それをもとに約5年ぶりくらいに眼鏡を作った。

「スイスフレックス」というブランドを薦められて、いろいろかけて試してみて、一番知的に見えるフレームに決めた。
このフレームはすぐれもので、ネジを1本も使ってなくて、軽く、つるや鼻あてやブリッジなどのバーツの色や形を自由に選べるのだ。
しかし70代と同じ程度のド老眼のため、レンズが厚く、虫眼鏡のようだ。
でもこれで、本や新聞が楽に読めるぞ。
寝る前の読書再開、だが睡眠時間がますます減ってしまうのだ…。



17:21:39 | mogmas | | TrackBacks

August 27, 2006

違法駐車イス

   
北千住駅の西口ロータリーの端に、歩道だが車道だか、曖昧な一帯がある。
金属のポールが点々と立っているので、一応隔てているようにも見えるが、普段は歩行者が気にせずそこを通る。
ときどき、配達や工事の車が通過するが、通行人は迷惑顔だ。
ペデストリアンデッキの下なので、雨がかからなく、駅にも飲み屋にも近いため、心ない誰かが1台自転車を止めると、次々に違法駐輪が増えていく。
平日の昼間は、シルバー人材ナントカのおじさんたちが地道に見回り、邪魔な自転車を1台ずつ撤去しているが、夜ともなればもう野放し状態だ。
だが土・日祝日になれば、朝っぱらから深夜まで、無法な駐輪場と化し、歩行者がスムーズにそこを通過できないほど自転車とバイクで溢れかえる。
最近はでかいスクーターが流行りなので、2人乗りでやって来てはお気軽に駐車してゆく若者が後をたたない。
千住警察は、民間業者に駐車違反取締を委託していないらしいし、この場所の管轄が警察ではなく、区や第三者にあると手出しは出来ないため、まったく何の対策もとられないまま、治外法権の無法地帯となっている。

しかし、マナーというのは本当になし崩し的にたやすく破られるモノだということが、この場所に1分でも立って観察しているとよくわかる。
空いている隙間あれば、ひょいと何の考えもなしに人の通行を遮って自転車を止める、縦も横もなしに平気で悪びれずに「マイ駐輪場」にしてしまう輩の多いこと。
「みんながやっているからいいいだろう」「お前に迷惑かけていない」「いけないなら、なんか書いて貼っとけ」等々、老若男女みな同じような言い訳と詭弁を宣うことは想像に難くない。
苦情は関係各方面に寄せられていることと思うが、しょせんお役所仕事は時間がかかり、効果的な対策がとられるかは疑問だ。

今日もこの無法地帯を通過中、オヤッと足を止める光景に出くわした。
たくさんの自転車バイクに混じり、なんと車イスが止めてあったのだ。
画像の表示愛車を放っぽリ出して、足の不自由な人は何処へ行ったんだ ?
かあちゃんに聞くと、最近よく置いてあると言う。
行きはヨイヨイだが、帰りはどうすんだ、この車イスの持ち主は・・・。
自転車・バイクは取り締まれるが、車イスには手が出せないだろう、恐るべし !

メル・ブルックスの映画、たしか「サイレント・ムービー」だったと思うが、レースで負傷して入院しているポール・ニューマンが、「ル・マン」の格好で電動車いすに乗り、病院中を車イス・チェイスするというのがあったが、この無法地帯に置き去りの車イスはどう見ても電動ではないし、「スキーで足骨折しちゃったぁ」というノリで利用する折りたたみだ。
ちょいとそのへんで一杯引っかけて、「酒気帯び車イス」で帰るんだろうか。
どんな人が乗り捨てたのか、興味が湧くし、謎がつきない。

オヤジ的なこの無法地帯の解決策は、いっそのこと有料駐輪場にしてしまえばいいということだ。
しかも、監視員付きで2時間3千円ほど取って、無断駐輪は即撤去、大きな動かし難いバイクの場合は、罰金5万円いただく。
何をやったってどうせ止めるのなら、財源として徴収したほうがいいんでないかい。
良心に訴えるより、積極的に打って出たほうがわかりやすいと思うんだけど、どうだろう ?


12:28:16 | mogmas | | TrackBacks

August 26, 2006

夏から秋へ

  
今夜帰り道を家の近所まで来て、蝉時雨がないことに気づいた。
昨夜は「やかましいっ ! 」とバケツの水をかけたいぐらいに賑やかだった蝉の大合唱が、一声も聞こえないのである。
道端には鳴き尽くして死んだ蝉の死骸が転がっている。
なぜ一斉に鳴き尽くし、従容として死んでいくのだろう。
人通りもない深夜の桜並木に、微動たりともしない蝉の骸が落ちている。
この悲しい現実は毎年繰り返されているだろうに、酔っぱらいオヤジは今まで気にもとめなかったのだ。

「柳原千草園」の近くまで来て、新たな季節の主役の音色が聞こえてきた。
鈴虫の音色だ。
外気の熱さを和らげるような涼やかな音色は、秋の到来を告げている。
そのことを蝉の亡骸は承知しているのだろう。
役目を終え、生を伝えたのだろう。
こんな都会の片隅で、季節の変わり目を実感できる酔っぱらいはどれほどいるのだろう ?
そういえば、カエルの鳴く声もいつの間にか消えているし、つい先日湿っぽい夜に我が家の玄関先まで遠征していた「ケロロ軍曹」の姿も見かけない。
こんなヒートアイランドで環境もおかしくなった都会でも、自然は季節を確かに主張し、気づく者にはその変化を伝えているのだ。
秋の夜長、なんて言葉が脳裏をかすめ、すでに飲んでいるにもかかわらず、冷えた日本酒何ぞを思い浮かべてしまうオヤジは、困ったメタボリッカーなのだ。
鈴虫の音色を聞きながら一献傾けるなんざ、オツじゃぁありませんか。
ああ、オヤジに生まれてよかった。

10:16:00 | mogmas | | TrackBacks

August 23, 2006

食べ過ぎバーガー、デブ製造カード

  
「おちょこくん」夫妻ご推薦の、アメリカンスタイルのハンバーガー屋へ行ってきた。
最近千住にはこのような、下町らしからぬ飲食店が増えてきて、ケバブ屋といい、バーガーといい、オヤジが好きなものばかりでうれしい限りなのだが、長く続いてくれればと切に思う。
「サニーダイナー」という店名のハンバーガーショップのテーブルにつくと、愛想のいいお兄さんがメニューの説明をしてくれて、すすめられるままにかあちゃんはランチセット、オヤジは一番高い2×2burger combo 1380円を注文した。
あらかじめ聞いてはいたが、山盛りのフライドポテトと一緒にボリューム満点のハンバーガーが皿にのせられてきた。
モスバーガーのように紙に包み込んで食べるのだが、内容量が多いので、ハミ出るは、口の回りを汚すわで、お子ちゃま状態である。
ポテトはお世辞にも美味いとは言えなかった。
あまりに細切りで、揚がりすぎて、プチプチ途中で折れてしまい、その下品なほどの量にも飽きてしまった。
残ることを考えてお持ち帰りにしてくれるのだが、「スーパーサイズ」とポテトを馬並みに食ったアメリカ人がどうなったのか、DVDで確認するまでもない。
しかし、ポパイのウインピー並みにバーガー好きなオヤジは1個では満足できなかったので、ポテトはいらないが、さらにサルサドッグを追加注文した。
しかし、出てきたドッグを見て、少々ガッカリした。
ホットドッグ用のパンではなく、食パンを二つ折りにしたものにソーセージがはさんであったのだ。
出来合いのサルサソースにも不満だが、お値段880円にも納得できない。
ドリンクがついてるにしても、いささか値の張るランチだ。

大満足とはいかなかったオヤジは、帰り道にあるロッテリアのポスターで前から気になっていた激辛の、「ホットチリバーガー」が食いたいとつぶやくと、かあちゃんがいいよと言った。
普通ならバーガーのハシゴなどまっぴらと言うハズなのに、何かあると思ったら、ちゃっかりロッテリアのプラチナパスカードなるものを持っていて、それがあると毎月のキャンペーンバーガーを1個買うと、同じ商品がもう1個もらえるという特典があるのだ。
300円のバーガーをおまけでもう1語もらってテイクアウトした。
それにしても、危ないカードだ。
「スーパーサイズ・ミー」で警告を発しても、こんなサービスをやられたらたまらない。
まさに「デブ製造カード」だ。

そして、その尻馬に乗ったメタボリックオヤジは、「どこが激辛や !! 」「しょせんファーストフードだぜ !! 」と怒りながら、1個をペロリと食べてしまったのだ。
六本木の「バーガー・イン」なき後、自分が満足するハンバーガーが食べたいなら、自ら作るしかないのだ。
でもマルシンハンバーグをはさんだ簡単ハンバーガーも結構好きだったりするので、かなりいい加減なのだ。
「ポパーイ、もうひとつハンバーガーをおくれよぉ」

14:40:40 | mogmas | | TrackBacks

August 16, 2006

恐竜三昧


幕張メッセで開催中の「世界の巨大恐竜博」に来ている。
入場料2500円とはなかなかいいお値段だ。
前売りを買うか、チケットショップへ寄ってくればよかったと思ったら、小僧様の障害者手帳のおかげで、連れのオヤジまで無料で入場出来てしまった。
「この手帳が目に入らぬか」ハ、ハァ〜ッ、小僧様ありがたき幸せでございます。
わが子をだしにして、楽しむバカ親と言うなかれ、作業所のお盆休みも今日で最後、小僧の希望であちこち出かけているのだ。
とはいえ、浮いたお金で豪勢なステーキランチのお返しをするオヤジなのである。

恐竜博の会場は、さすがに夏休みの家族連れでごったがえしている。
全長30メートルを超す「スーパーサウルス」の全身骨格に群がる人類は、彼らが生きて繁栄を遂げた1億数千万年の半分も生き延びてはいない。
ほんの僅かの確率で、かろうじて進化した矮小なる生き物に過ぎないのに、「ティラノサウルス」の顔よりでかい態度で地球上を汚しまくっている。
このまま悔い改めなければ、いつかは自然のしっぺ返しをくらうに違いない。

カメラでバシバシ写真を撮られている肉食恐竜の目は、そう語りかけているようだった。



15:37:34 | mogmas | | TrackBacks