May 30, 2006

チンドンが通る

開店の準備をしていると、外で賑やかな笛・太鼓の音がしている。
妙に哀愁のある曲は、昔懐かし「チンドン屋」さんではないか。
外に出てみると、いままさにチンドンが通り過ぎるところ。
陽気な小編成の楽隊は、オヤジの顔を見るなりチラシを手渡し、クルクル回りながら演奏をアピール。
店の前のカネゴンに目をやり、1人が「か〜わい〜」と演奏をやめる。
するとピタッとそこで音が鳴り止んだ。

叩くのに年期のいる「チンドン」のおじさん、いや、お姐さんは当然バンマスだが、あとは以外にも若いおネエさんだった。
よほどカネゴンが気に入ったか、みんなでナデナデする。
「写真撮っていい?」
と訊ねると、「とって、とって」と大はしゃぎ。
ノリのいいのが信条の「チンドン屋」さんだ。
「ハイ、チーズ」画像の表示

肝心の宣伝は何かと申しますと、「はなの舞」北千住店に3階席ができましたという告知。
たっぷり広々150席!!だって。
しかも6月4日までの7日間、サンキュー価格で自慢のメニューをご提供だそうだ。
みんな、行かなきゃ・・・って、なんでヒトんちのコマーシャルしなきゃいけないのサ。
泡が消えかけの生ビールが飲みたければ、ぜひチェーン店にお出かけくださいませ。
安いよ!


13:19:00 | mogmas | | TrackBacks

石の血脈

故・半村良の傑作SF伝奇ロマン「石の血脈」では、古代イスラムより連綿と続く恐怖の血の系譜が描かれ、永遠の生命を求める闇の攻防を、ワクワクして読んだものだ。

我が家の「石の血脈」は、ふとした日常に顕在化した。
およそ25年前、雨の西麻布のアパートで倒れた若きオヤジと同年齢で、小僧の身体にも異変が起きた。
夜中に突然起き上がり、脇腹が痛いという。
取りあえず正露丸を飲ませ休ませたが、明け方再び痛みを訴え、モドした。
詳しく聞いてみると、どうやら“あの痛み”に間違いないようだ。
病院が開くのを待って、かあちゃんが連れて行った。
CTなどの検査を受けた診断の結果、やはり“あれ”だった。

ついこの間“あれ”で入院したばあさんは、“あれ”の辛さを身にしみて体験しているので、「親子そろって金も貯めずに、ロクでもないものためて・・・」と嘆くこともできない。
こうまで家族が“あれ”に取り付かれるということは、そういうDNAをもっているということなのだろう。

つくづく“イシ”の強い系譜だ。
毎年“イシ”ゃのお世話になっている。
寺内貫太郎一家じゃあるま“イシ”、商売用に溜め込んでいるわけではない。
お“イシ”いものばかり食べていたからなんてことはな“イシ”、た“イシ”て贅沢もしていない。
しかしこうなると、ちょっとせ“イシ”ん的にまいったね。

幸い小僧の身体の中の異物は1センチほどで、クスリで散らせるらしい。
服用して半日たったが、けろりと痛みを忘れてしまっている。
七転八倒の痛みが襲うことはなさそうだが、万が一入院ということになれば、ばあさんがお世話になった「どすこい病院」ということになる。
毎日水分を充分とって、おしっこで流してしまえればラクだ。

だからオヤジは治療のために、ありがたく生ビールを頂戴しているのだ。
積極的にビールを飲んで、“イシ”ゃ入らずになりましょう。
キリン生ビールキャンペーンやってます。
ガンバレ、ニッポン!


09:30:00 | mogmas | | TrackBacks

May 29, 2006

臨時休業のお知らせ


 誠に勝手ではありますが、6月3日(土曜日)臨時休業とさせて頂きます。


オヤジの、高校卒業30年目のクラス会が開催されるのです。
すっかり顔のわからない人もいるかもしれませんが、旧交を温めてきます。
この模様は、またの機会にご報告できるかもしれません。

16:09:29 | mogmas | | TrackBacks

林檎のはらわた-2

物憂い雨の昼下がり。
部屋の中には林檎娘とオヤジしかいない。
ファンの吐息も悩ましく、これから我が身に起こることに身じろぎもしないウブな林檎娘。
その林檎娘の背後に回り、身に付けているものを一つ、また一つと容赦なくはぎ取るオヤジ。
無防備ななにも抵抗できない状態になったのを確かめ、やおら座布団のうえに林檎娘をうつぶせに転がし、普段人目に触れない部分にスタンドの灯りをあてた。

画像の表示画像の表示
温みの残る繊細な身体を守るビスを外すため、足の付け根から大きく広げ、硬く張りつめたドライバーをねじ込む。
一瞬の抵抗を感じるが、もはやオヤジのなすがままだ。
滑らかな背中に手を掛け、傷つけないようにそっと最後の一枚を取り除けば、そこにはまばゆい神秘の秘部が眠っていた。

画像の表示まだ誰にも触れられたことのない聖域。
過去のどの林檎娘よりもきれいで慎ましやかだ。
さあ、悪いところを取り除いてやろう。
ちょっと痛いかもしれないがガマンするんだよ。
身体にくい込む3本のビスを外し、その部分に手をかける。
かみ合った箇所に注意を払い、指先に力を込めて一気に引き抜く。
以外にあっけなく外れたそれは、シンプルで飾り気もない。
画像の表示さっきまでむなしく動いていたせいか、まだ温かい。

林檎屋から宅配便で送られてきた交換のパーツを、今外したばかりの凹みに元通りに組み込む。
さあ、これでいい。
また以前のように笑っておくれ。
脱がせた衣装をきちんと着せて、外したアクセサリーもはめ直す。
身体を抱き起こし身だしなみを整え、起動。
ジャァァァ〜ン、「ただいま戻りました、ご主人様」
「よしよし、愛い奴よ。身体の具合はどうじゃ?」
「はい、もう大丈夫です。でも、すっかり見られちゃったみたいですね、少し恥ずかしい・・・」
「気にするでない。いつかは体験することじゃ。それに一皮むけて一段とベッピンさんになったようじゃのう。フワッ、フワッ、フワッ・・・」

こうしてオヤジはけだるい午後の一時を、生まれ変わった林檎娘と濃密にすごしたのである。
めでたし、めでたし。

10:01:00 | mogmas | | TrackBacks

May 28, 2006

林檎のはらわた

我が家の新しい林檎iMacちゃんは、購入してまだ1年もたっていない。
それなのにもう新しい“インテル入ってる”iMacが発売されて、「Boot Camp」などという軍隊みたいなソフトを使うと窓屋のXPも操れてしまうというのだ。
なんというゲロゲロだ。
1年待てばよかった・・・と、いつもいつも林檎屋のやりくちにほぞを噛む思いだ。
すでにそのことを予期していたのか、オヤジのiMacちゃんはこの頃すこぶる機嫌が悪い。

購入当初からCDやDVDの読み込みがもたついていたのだが、こんなもんかいと放っておいたら、しだいに読み込まなくなってきた。
メデイアを挿入すると、キュッキュ、キュッキュと考えているふりをして、しばらくするとベーッと吐き出されてしまう。
そんなことが頻繁に起こるようになってきた。
しょうがないのでPRAMのリセットから、基本的なトラブル対処法をいろいろ実行してみた。
だが、OSのDVDも読み込めないようではお手上げだ。
最後の手段、林檎屋のサポートへ電話する。
最近の林檎屋は対応が早くて親切だ。
保証期間でもあるので、ドライブの交換ということで話はついた。
あとは林檎屋でやってもらうか、自分でやるかということなのだが、遥か昔から林檎のはらわたを開けまくった経験があるので、ここは再びやってみることにする。

交換用のドライブが送られてくる前にやっておかなければならないのは、万が一に備えてデータのバックアップを取ることだ。
メディアにバックアップできない以上、残された手段は外付けハードディスクしかない。
仕方がない、禁断の地「秋葉原」へハードディスクを買いに行く。
彼の地の誘惑に負け、よけいなモノまで買い込む恐れは充分あるが、行かねばならぬ、行かねばならぬ、止めてくれるな、みょうしん殿・・・。

“おかえりなさい、ご主人様”アキバの色香に負けてなるものか、電脳の街を右へ左へ、小僧のおねだりもはねつけ、目的の店で大容量記憶媒体をゲット。
迷わず自宅へ一直線。
夜な夜な記憶を無くすオヤジの何百倍もの働きをするHDは、我が林檎史上最大の容量を持つ300GBで、セキュリティ対応も完備のファイアーワイアーIEEE1394とUSB2.0が使える優れもの。
さあこれで不測の事態もなんのその。
処女の林檎のはらわたを開けちゃるでぇ。
この顛末はまた次回、to be continue・・・。




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