過去ログ倉庫

僕はコンビニのドアマンじゃないよ

夜、仕事帰りにコンビニに立ち寄ったのである。
（注:コンビニに寄ったり、買ったりすることを、踊る、踊らされるという。byスチャラカ用語辞典）

どうでもいいものをひやかして、つまらんものをいくつか買ってしまったのである。
いつもながら、店員の「レジ袋持ち手ひねり」に、イラッとしてしまったのである。

店を出るためにドアを開けたのである。
すぐ後ろにいた、帽子に眼鏡のオニイちゃんが、スイッと僕の脇をすり抜けて、さも当然のように店の外に出たのである。
彼は会釈するでもなく、「あ、ども」とも言わず、至極当然のように、あたかも透明人間の自動ドアのごとく、僕など眼中にない、というように、さっさと歩み去って行くのである。

「ワシは、おまえのドアマンかよっ・・・」脱力感と共に、僕は口走ってしまったのである。
一体全体、人様のコミュニケーションはどこへ消え失せたのであろうか、などということを考えさせられる一幕なのである。

これからコンビニを出る時には、いっそのこと「ありがとうございます。またお越し下さい」と、自ら挨拶してしまおうか、などと思ってしまうのである。

ほんとうは、僕は、あまりコンビニが好きでないのである。

ジョニーへの伝言

業務連絡、業務連絡、ジョニーさん、上記のような状況で梅干し預かっています。
ご用とお急ぎでない時に、ぜひお立ち寄り下さい。

髪の長ーい魚が島にいますかァ?

「オープン・ウォーター」という金のかかっていない映画を見た。
ダイビングにいったカップルが、船に置いてきぼりをくって大海原に取り残される話だ。
彼女は、サメやらバラクーダにちょっかいを出され、気持ちが悪くなって海の中で吐いてしまう。
それを見て彼氏が言う「どうせ魚のエサになるんだ・・・」

年に何度も沖縄の海に潜る「ヒトリモン」先生。
夜は泡盛飲み放題だと言っていた。
ということは、翌日魚に口移しで餌付けをしているに違いない。
「石垣や宮古の漁師の皆さん、ヤマトンチュの酔っぱらいダイバーの側を泳いでる魚を捕ってはダメですよー」

この間の金曜日のことだ。
定休日に集合したメンバーが再び集結した。
さらに梅さんと「トモ」さんも加わり、カウンターは満員御礼。
だが「ヒトリモン」がその夜飲んだくれたら、ちょいとヤバイことになるのではないかと全員が感じていた。
彼は翌朝4時起きして、空港へ向かい、宮古島まで旅立つことを自ら宣言していたのだから。
9時になったら帰ると言いながらも、ハイピッチで泡盛を飲干す彼は、テンションが上がりきり、少々苦いものを飲む顔つきになってきた。
それでもしばらくすると、なんとか自力で立ち上がり、一足先に帰って行った。
「大丈夫かなぁ・・・」と誰もが思った。

《3月18日 6:51:42》「ヒトリモン」からメールが入っていた。

「やっぱり寝坊してしまった！ まずい」

と、だけ・・・。
飛行機に乗り遅れたのは間違いない。
それでも行ったのか、それとも家でふて寝しているのか。
これからメールを返信するところ。
さて、どうなったのか。
自分の金で遊びに行くのだから、どうなってもしょうがないでしょ。
ひょっとすると、ネオンの海を泳いでいる髪の長い魚が、石垣と宮古のどちらかにいるのかもしれない。
センセイ、オイタハケガシマチュヨー、だ。