February 14, 2007

予想外のヨウコリン

  
たいへんだ〜っ !!
「ヨウコリン」に手作りチョコをもらってしまったぁ〜っ !!
しかも、かあちゃんの分と、ばあさんと小僧の分ももらっちまったい。
しかもしかも、「バーバーくん」にも同じ手作りチョコがあぁぁぁぁっ !!
そんなに手間をかけなくても、あの昭和の酔っぱらい「刈り魔王」なんざ、味なんてわからないのにぃぃぃぃぃっっっっ !!

何故だ ?
やっとオヤジの魅力に気づいたのか ?
なんか目出たいことでもあったのか ?
それとも「京都の老舗の洋菓子屋の若旦那」に惚れたのか ?
「バーバーくん」の分は、どう考えても“ついで”に決まっている。
愛を確かめないうちに食べてしまったが、美味いじゃないか。
チョコを食べたのはいつ以来だ ?
ガーナ人の血が騒ぐ。
得意なのは水泳だけではなかったのかぁぁぁぁぁぁぁっ ?!
得意な料理は卵かけごはんではなかったのかぁぁぁぁぁっ ?!

なにっ !

ばっ !

れんたいん、でーーーー !

迂闊であった。
チョコ屋に転職しておくんだった。

それにしても「ヨウコリン」の愛のチョコは予想外であった。
感動で胸が熱く高鳴った。
高校生に戻った気分だ。
女性は、いろいろと大変だなぁ。

ありがとう「ヨウコリン」

13:27:00 | mogmas | | TrackBacks

自転車泥棒に告ぐ !!


貴様ぁ、「ピットリオ・デ・シーカ」を知らんのか ?
「ランベルト・マジョラーニ」と「エンツォ・スタヨーラ」の苦労と落胆と、第二次大戦後のイタリアの庶民の困窮を知らんのか ?
大事な自転車を盗まれた父子の気持ちがわからんのか !!

店の前から堂々と自転車をかっぱらうなんて、どういう了見をしていやがるんだ、ヤイ、この、自転車泥棒めっ !!
いくらオヤジが苦楽を共にした自転車一式を「横浜のふとっちょくん」にあげたからといって、自転車を愛していないわけでも、乗らないわけでもないぞ。
貴様がかっぱらった自転車は、ほとんど毎日店へ乗って行き、小僧が乗って帰る生活リズムが出来ていたんだ。
それに、小僧の中学入学と同時に購入し、モグランポの歴史と同じ10年という月日を共に歩んできて、買い替えたほうが安いくらいに修理を重ね、ガタもきていた年期の入った自転車なんだぞ。

ヤイ、この、こすっからい自転車泥棒め !
小僧は半べそだし、オヤジは新しい自転車を買う金を捻出しなけれゃならんじゃないか。
かあちゃんは交番で、おまわりさんに根掘り葉掘り訊かれて、ヨヨッと泣き崩れたらしいぞ。
自転車1台で家族が崩壊したら、オヤジは復讐の権化となって貴様を捜し出す。
そのためには、今は「宇宙人ジョーンズ」に身をやつしているが、日本探偵協会会員の元「悪魔のあっくん」の手を借りることも辞さないつもりだ。
テレビのニュースもチェックし、北朝鮮に向かう貨物船に山と積まれた自転車の中に、小僧の愛車が混じっていたら、海を越えて取り返しに行き、ついでに将軍様と喜び組の接待も受けてやる。

いいか、覚悟しろ。この、チンケでさもしい下劣な自転車泥棒め。
とっ捕まえたら、火の気のない部屋に正座させて、イタリア・ネオレアリスモの名作「自転車泥棒」を、泣くまで何十回も見せてやる。
ついでに、「横浜のふとっちょくん」も出来ないパンク修理と、チェーン詰めの技を叩き込んでやる。
その上で、小僧の歌う「女の人生」を耳が馬鹿になるくらい聞かせてやる。

その罰がイヤなら、とっとともとの場所へ自転車を戻せ !!
明日中に戻せば、オヤジのキツーイ握りっ屁だけで勘弁してやる。
いいか、わかったかっ!!!

10:25:00 | mogmas | | TrackBacks