November 21, 2005

マカロニウエスタンじゃ、そそらない?

ネーミングの重要さを思い知ることがしばしばある。
オヤジのセンスと若い娘のセンスでは、当然だかだいぶズレている。
また、かあちゃんのようなおばさんのセンスと、イケメンお兄さんのセンスもかなり違いがある。
そのヘンがわかる人が、ブームを創り,ヒットをさせるのだろう。

新しいメニューが出来上がったとき、いつも悩むのがその商品のネーミングだ。
へたなネーミングでは見向きもされない。
今現在もいくつかの商品が、ネーミングがしっくりこないという理由でペンディングになっている。
オヤジが酒ばかり飲んで怠けているのが一番大きな原因だか、もう少し真剣に検討して、早く世に出さなくては意味がない。

オープン時のメニューは、B4見開きの1枚きりだった。
つまみも少し、ドリンクも少し、実にシンプルだった。
お好み焼は、基本のブタ、イカ、ミックスとオリジナルの4つのお好み焼は、現在でも変わらないが、1つだけネーミングと内容を少し変えたものがある。
「ジャガベー焼」だ。

西部劇好きで、クリント・イーストウッドファンなオヤジは、なんとかそんなエッセンスを入れられないかと考えて、シェル形のマカロニを使ったアメリカンなモダン焼を作った。
その名も「マカロニウエスタン」。
ポテトとコーン、チーズとバター、ベーコンにマカロニという組み合わせで、カレーソースとマヨネーズをかけ、ボリュームのある一品に仕上げたつもり。
だが、開店から半年あまり、わずかに2つか3つのオーダーがあったのみで、惨敗。
「マカロニウエスタン」ではなんだかわからない、というのが最大の理由だと思われる。
そりゃぁ、そうかもしれない・・・。

そこでマカロニはやめて、ごく自然に「ジャガベー焼」としてメニューにいれたところ、やっとオーダーされるようになった。
作り方はこうです。

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基本の生地にコーンを入れ、鉄板に流す。
ポテトを輪切りにして両面を焼き、チーズとベーコンをのせた生地の上に軽く火の通ったポテトをのせて残りの生地をかける。

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片面を焼いたら引っくり返し、頃合いを見計らってバターでさらに焼く。
こんがり焼き色がついたら引っくり返す。

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カレーソースとマヨネーズで味付け。

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鰹節と青のりをあしらって、熱々の「ジャガベー焼」完成です。

チーズがトローリとカレーソースにあいます。
テイクアウトも出来ます。お試しください。
「マカロニウエスタン」から名前を変えて、よかった。

思い込みだけでネーミングするのは要注意。
それで時々、お客様にも名前を考えてもらうことがあります。
うまくいってるものは、Cちゃんが名付け親のおつまみ「とろきつね」と、Nちゃんがつけてくれた「まんてんめし」だ。
どちらもたいへん評判が良く、「とろきつね」はお替わりするお客様もいらっしゃるほど。
ありがたいことです。




Posted by mogmas at 12:55:01 | from category: Main | TrackBacks
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