October 18, 2005
湯けむり男芸者、アロハな夜に一気飲み
コードネーム「サモワン1号」というアロハ柄のふんどし試作品をしめて、耐久テストと装着テストを自らの肉体で行う。実験場所は「渋・湯田中温泉郷」である。
赤ふんで先行した過酷な環境で、かあちゃん縫製の「サモワン1号」は見事に役目を果たすのだろうか。
脱衣場で「サモワン1号」に遭遇した入浴客は、ハタと動きを止め、横目で盗み見る。
だが、私が視線を送ると慌てて目をそらす。
これこそ「サモワン1号」の威力。
まずは順調だ。
温泉だけではなく、20分ほどの山歩きと、バス・電車の乗り継ぎもし、ヨレヨレになる可能性大なのだ。
普段の生活と違い、朝早く起き、朝食もたっぷり平らげ、アルコールこそ入っていないものの、生理現象は所かまわず襲いかかる。
当然「サモワン1号」に緩みや歪みも生じるに違いない。
だが、だいぶ時間も経過したが不快感はない。
いや、快適そのものだ。
そうこうしているうちに、本日最後の温泉、湯田中駅前の「楓の湯」に到着。
今までのところ、全く問題がない。
銭湯よりも安い300円の料金を払って、お清めタイム。
無色透明だが、都内のポンプアップした温泉よりも数段いい。
脱衣場で、「サモワン1号」をまともに目撃したおじいさん、目をまんまるに見開き、動きを止めた。
悠然と身につけ、鏡の前で腰に手を当て力んでみせる私は、湯けむり男芸者なのだ。
だが惜しいことに、勝利の美酒はポカリスェットの一気飲みであった。
「サモワン1号」が世に出る日も近いか?!
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