November 06, 2005

ヒトリモンの秘密

悪魔の酒version-2を自ら持ってきて、椅子から転落するまでいい気持ちちゃんになるヒトリモンの秘密の一端を、今夜訊いた。
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独占取材にはそれなりの代償は必要である。
今夜の舞台は、Eママが適度に盛り上げてくれた最後の砦なのだ。

なんと20代の終わりに、ヒトリモンは単身インドに渡り、坊さんの修行を有料でしていたのだ。
あの“フンチャラ真理教”の連中が着ていた白い修行服のような物を着て、「アーユルベータ」だとか小難しいことを真摯に学んだらしい。
その修行の過程で、超能力のような力が身に付いても、決して生臭い用途に使ってはならないといわれたらしい。
サイババやエスパー伊藤のような芸人に落ちてはいけないと釘を刺されるらしい。
修行は2、3週間続き、その間伝説の聖人(片足や片腕を上げたままで、何年も岩の上で姿勢を変えないような)も目の当たりにしたということだが、オヤジ的にはそのおっちゃん連中が、用足しだとか、飯を食うところがあるのかどうか知りたかった。

「神の河」1本空けて、確信に迫るオヤジの舌鋒は容赦ない。
カースト制度が根強く残るインドで、観光客に“毛”が生えたような修行を有料でしたところで、なんになるのだろうと思う。
しかし、本や情報で知っているということと、現実に足を踏み入れることとは大きく違う。
ヒトリモンの体験には敬意を表する。

そんな修行を経たヒトリモンは、オヤジがかつて会ったどんな酔っぱらいよりもニコヤカで、決して怒らない。
大らかな上に、金払いもいい。
つまり、赤子の手を捻るように扱いやすい酔っぱらいなのだ。
だが、それも修行の賜物だということらしい。
以前のヒトリモンは、仕事のことやプライベートのことで、酒の席のちょっとしたことでも、怒ったり、感情を露にしてしまうことがあったそうだ。
しかし修行後、そんな世知辛い感情に流されない、正しい酔っぱらい精神を獲得したのだ。

最後の砦までの道すがら、始めて千鳥足ではないヒトリモンの歩行を目の当たりにし、修行の話を聞き、ひとしきり飲んだ揚げ句は、教科書に載せたいくらいの正しい千鳥足で帰るヒトリモンを見送り、まだまだ修行が足りないと実感するオヤジなのであった。


Posted by mogmas at 03:16:15 | from category: Main | TrackBacks
Comments

酔いどれ親父:

凄い人がいるもんですね。
ダイバダッタの元で修行したのかなー。
まさに、レインボーマン。
アノクタラ サンミャク〜
でも映「シンデレラマン」は好きではない。
(November 08, 2005 12:58:23)

mogmas:

そりゃぁあなたがすでに「シンジャッテイルマン」だからでしょう。
それに、渋谷のババアの店でも修行を積んだじゃアーリませんか。
(November 08, 2005 13:42:38)
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