November 09, 2005

イルカを食べるオヤジ

念すれば通ずとはいいますが、最近たびたび思いが現実化しているので、やはり私はエスパーオヤジなのかもしれません。
宝くじ、宝くじ、宝くじ・・・・。

つい昨日アップしたブログで、イルカを食べたいと書いたら、本日届いた。しかも調理済で。
マジ、びっくり。

プレゼンターは、“バーバーくん”の後輩の彼。
そういえば名前も聞いていなかった・・・。
取りあえず“フリッパーくん”と呼ばせてもらいましょう。

“フリッパーくん”が近々実家に帰るというので、イルカの正確な情報をお母さんに聞いてほしいと頼んだのだ。
グリーンピースにチクルとは言ったが、調理してもってこいなどと図々しいことは言っていないつもり。
よっぽどオヤジが悪逆非道に見えたのかもしれない。
すまないことをした・・・。
次回来たときにはたっぷりサービスしてあげよう。

だが、せっかくの頂き物はありがたく頂戴しよう。
袋に入れられた煮付けからは、ちょっと独特な匂いがもれている。
見ると、クジラ肉のような色をした切り身肉が牛蒡や人参と一緒に煮付けられている。
取り立てて関心がないような素振りでいたかあちゃんは、現物を見た途端、袋から1つまみ取り出しぱくついた。
相変わらずお行儀の悪い油売りだ。
飲み下して一言。
「クジラ、だ、ね」
なるほど。
かあちゃんの故郷ではイルカウォッチングが最近人気だし、クジラは昔から普通に食べているらしいので、味は馴染みがあるのだろう。
しかし、せっかくの貴重なイルカちゃんを、仕事中の立ち食いなどというお下品な作法で食すわけにはいかない。

とっとと片付けをして、城ミチルの「イルカに乗った少年」など口ずさみながら、家へ帰り、身を清め、ちょいと小鉢に盛りつけ、イルカには何が合うかと検討し、日本酒にした。

画像の表示画像の表示

温めて針生姜を飾り、準備万端。
まずはお清めの1杯。
酒は菊姫の「淳」を冷やで。
(なぜ「淳」かわかる人は、モグランポに久しく来て頂いている人ですな)

さてさて、大きめの肉を満を持して1口、ガブリ。
もう1口。
クジラ、だ、ね。これは。
ただ、クジラよりちょっと独特な匂いが強いかな。
そこがいいのよ、という人と、ちょっとごめんなさい、という人とに別れそうですな。
煮付け自体の味は、懐かしいお母さんの手料理そのもので、少し甘みが強く、故郷のある青少年は涙なくして食べられないでしょう。

故郷もたないオヤジは、ちょっと七味を振ってさらに食べる。
脂身のところはジュワッと濃厚。
比較的肉は硬め。
歯ごたえは酒のつまみにいい、いい、い、噛み切れない・・・。
入れ歯じゃないぞ、まだ。
咀嚼、咀嚼、咀嚼。
皮付きの肉を発見。
咀嚼、咀嚼、そ、そ、そ、だめだ、こりゃ。
ウエットスーツを齧っているようで、イルカちゃんの弾力のある硬い皮と肉を食い破るには、サメの歯と顎が必要かも。
酒を飲むのも忘れ、イルカと格闘した結果、手と口の回りは油でベトベト、独特の匂いがヒゲにまとわりつき、クビッとやった酒の味が変だ。

うーん、イルカ食うのはけっこう大変だ。
でも“フリッパーくん”、貴重な体験をさせてもらいありがとう。
今度合ったときに、もしオヤジがイルカ臭かったら、「トリトンオヤジ」と呼んでください。
お母さんにはくれぐれもよろしくお伝えください。
たぶん同年輩だと思いますが、タレントでいうと誰に似ているのか、こっそり教えて頂けたら幸いです。

では。








Posted by mogmas at 09:51:00 | from category: Main | TrackBacks
Comments

丹下ジム練習生2号:

ついに、モグマスは「ジョーズ」と同類に。
いや、「オルカ」だ。
だけど ルルルー、ルールー〜。
こんな親父の「あしたはどっちだー!」
(November 09, 2005 11:44:28)

mogmas:

はい、あなたの明日は明後日の方向ですよー。
マンモス西より。
(November 09, 2005 15:50:07)
:

:

Trackbacks