January 13, 2006

コウモリ男の夜

“悪魔のあっくん”やAさんから、とてもいいから見ろと、去年言われていたのだが、延び延びになって、ようやくこのあいだ見た。

「バットマン・ビギンズ」。
一言で言うと、ティム・バートン版の2作の方が好きです。
DVDで安かったので、前作のシリーズは全部そろえた。
シリーズ後半は敵のキャラが強すぎるし、バットマン役者も変わっているのでちょとヘナチョコだったが、それはそれで昔のテレビシリーズ乗りでいいかもしれない。

さて、新作のバットマンだが、普通の?大富豪ブルース・ウエィンがいかにバットマンになったかという件が物語の核で、よりハードで骨太な展開になる・・・筈なんだろうけど・・・。
かったるいよね。
いいってば、そんなに理由づけなくても。
どうせゴッサムシティから出ない、地域限定正義の味方なんだから。
だいたい「影の同盟」ってなんじゃらほい。
渡辺謙、かっこ悪すぎ。
大々的にマスコミに取り上げられちゃったから、本人もバツが悪かったんじゃないかな。
リーアム・兄さん、師匠の役で出過ぎ。
せっかくゲーリー・オールドマンやルトガー・ハウアーのような悪が出来過ぎちゃう人たちがいるのに、もっと全面に出してくれた方がうれしいのに、忍者はないでしょう。
まったく、ハリウッドったら。
世界を裏で操っているような組織が、ブルースの両親殺しを誘発する原因を作ったという設定は、いささかこじつけ気味だし、それがあっさり片付けられてしまうんだから、小さなサークル活動のような悪の軍団だ。

コスチュームや武器などの設定はわりと好きだ。
アルフレッドのマイケル・ケインもいい。
ゲイリー・オールドマンもたまにはいい役もいいか。
次回作が作られるのなら、このキャスティングはOKだ。
ただ、最後にジョーカーの登場を匂わせて、ティム・バートン版へ繋がるようなシーンを作ったのはどういう訳だ。
きっぱりと別物で、前作を引きずらないで作ってくれれば良かったのに。

次回作を作るのなら、新シリーズ化を狙わないで、原作のバットマン最後の戦い、「スーパーマン対バットマン」か「バットマン対プレデター」の対決路線でいってほしい。
なぜ悪を憎むのかとか、なぜ戦うのかという問題はもういいでしょう。
ということで、この作品が我が家のバットマンDVDコレクションに加わることはなさそうた。
少なくとも、何度も見たい出来だとは思わない。
そういうことです。
あしからず。




Posted by mogmas at 09:36:00 | from category: 映画の引出し | TrackBacks
Comments

サモリ:

でも、私は好きですよ。m(__)m
(January 13, 2006 13:57:01)

mogmas:

好みは自由であります。
(January 13, 2006 14:19:21)
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