January 30, 2006

ウメさんのギプス

千住という下町でありながら、「もんじゃ」もなく、お客様にも焼かせないお好み焼屋の当店は、戸惑う関東圏の人たちの他に、関西圏のお客様がよくお見えになります。
大阪を除く関西圏の人は、わりと控えめで、打解けるまでには少々の時間がかかるのですが、ベタベタの大阪人は“こりゃもうかなわんわ”というぐらいに溶け込みが早いのが特徴です。
梅博士の「ウメさん」は、そんな典型的な大阪人体質を持った方です。
オヤジのオタクの師匠、K氏と共通点を持ったベタベタエロイ関西人なのです。

「ウメさん」は当店でのオヤジとのファーストコンタクトを今でも糾弾します。
お勤めの社長さんと2人で来た時に、オヤジが無愛想だったと。
確かにそうでありました。
残念ながら、ベタベタな関西弁の男2人に愛想を振りまく器量はありません。 
ところが彼女と一緒に来たときは、オヤジの態度が豹変したというのです。
ごめんなさい、確かにそうでありました。
でも「ウメさん」に気を使ったのではなく、あくまでも女性に対して配慮したのであります。
イタリア仕込のフェミニストと覚えておいて頂きたいのであります。

新年早々、交通事故で松葉杖をつく羽目になっても来店して下さる気風の良さ。
飲み過ぎて帰り道にコケても、懲りずに来て下さる男気。
いやいや、ベタベタの関西人の底力を見せつけてくれますなぁ。
なによりも、にこやかに微笑んで介助してくれる彼女の存在が一番の魅力ですな。
あと10日もすればギプスが取れるというのに、じっとしていられないムズムズを内側からアルコール消毒しようとは、アホの坂田もお手上げですわ。
皆さんのエールをギプスに書けば早く治るのだと、そこに居合わせた酔っぱらいの勝手な一言をギプスに記した。

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あーあ、しーらないっと。
医者とナースに軽蔑の目で見られちゃいますな。
酔いが醒めたらどうなることやら・・・。

居合わせた悪魔2号「ヒトリモン」に向かって、自分も悪魔と呼ばれたいと宣う。
わかりました、あなたは会員番号悪魔5号ということにしておきましょうか。
素面の時に署名血判といきますか、今更後悔したって手後れだぞぃ、悪魔との契約には覚悟がいるのだ。
ゆめゆめ彼女を泣かせるような目にあわせてはなりませぬ。
右申し伝え候。

Posted by mogmas at 10:14:00 | from category: Main | TrackBacks
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