February 26, 2006

病院ダイエット

ドスコイ病院のばあさんの病室は4階にあった。
当然444号室なんて番号はない。
しかし427号室はあるのかもしれないと思って、用もないのに廊下を端から端まで歩いてみた。
なかった。
そりゃそうだ、「シ・ニ・ナ」なんて番号の病室に入ったら、治るものも治らない。
日本では4が縁起が悪いが、外国ではどうなんだろう。
13号室とか、666号室なんて部屋番号はないんだろうか?

10日間の入院で、ばあさんは無罪放免で娑婆に出られることになった。
退院手続きを終え、病室に別れを告げ、さて、帰る前にお茶でも飲んでいくかということになったが、お茶よりもあんみつが食べたいと言う。
病院の食事が、どうも難ありで、甘いものが無性に食べたかったのだそうだ。
何度か食事時にその内容を見たが、“オイオイ、金払ってるんだぜ、こっちは”と突っ込みたくなるようなメニューだった。
特にご飯が旨くない。
今どきこれじゃぁお客さんは納得しないだろう、と言いたくなる仕上がりだ。
他のことはちっとも不満はないが、食事だけはなんとかした方がいい。
入院経験豊富なオヤジは、とってもよくわかるのである。

病院内をうろうろしているお相撲さんは、あまり強そうではないが、普通の人より身体はでかい。
このお相撲さんが、標準の病院食で耐えられるのだろうか。
心なしか、浴衣がだらんとだらしなく見える。
痩せてしまったのかもしれない。
お相撲さん用の病院ちゃんこがあれば、やつれずに身体を維持できるのに、無理なんだろうな。

ばあさんも少し痩せてしまった。
食事のせいだと思う。
ダイエットにはとても優れているのが病院食だ。
きちんとカロリー計算して、量や内容は患者にあわせているのだろうから。
しかし、入院患者のほとんどは食事に満足していないと思う。
痩身が目的で入院するわけではないのだから、もうちょっと楽しみにできて、味と質で満足させてくれる病院食を食べさせて下さい。

でも、痩せたい人は今すぐ入院を。

Posted by mogmas at 10:12:00 | from category: Main | TrackBacks
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